アパート・マンションの外から聞こえる犬の鳴き声がうるさい時の対処法

アパート・マンションの騒音対策

騒音事例別の対応・対策

犬の鳴き声・吠える声がうるさい!

 近年のペットブームにより、ペットを飼う人は増加傾向にあります。それに伴い、ペットによる鳴き声の騒音問題も増えているようです。動物の無駄吠え(無駄鳴き)は、しつけによってある程度防ぐことが可能なのですから、昼夜問わず鳴き続けるペットには、しっかりとしたしつけが必要です。

 動物の愛護及び管理に関する法律(第七条)にも、「動物の所有者または占有者は、動物の所有者としての責任を十分に自覚して人に迷惑を及ぼすことのないように努めなければならない」と規定してあります。

 しかしながら、飼い主の自覚が無かったり、しつけの甘さが原因で、騒音問題が起こっているのです。では、そういった飼い主、ペットにはどういった対処を行うのが適切か?

対策1 : 保健所に連絡する

 「犬の鳴き声がうるさい」と保健所に苦情を入れれば、職員が飼い主に指導・注意を行ってくれます。飼い主が周りに迷惑を掛けていると自覚すれば、鳴かないようにしつけたり、無駄吠え防止グッズの装着などを行なうでしょう。しかし、保健所の指導に法的な執行力はありませんので、その後、犬に対してどのような処置を行うかは、飼い主の意識次第です。

対策2 : 防音グッズを使用する

 防音サッシや二重サッシを取り付ければ、外からの騒音を大幅に防ぐことが可能ですし、しっかりと騒音の質に合わせて選んだ耳栓やイヤーマフであれば、かなりの効果が期待できます。「なんでこっちが?」と思うかもしれませんが、最も手間隙掛けず、トラブルに合わない対策です。

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対策3 : 警察(110番)へ通報

 民事には介入しない警察ですが、深夜に及ぶ騒音に関しては、住民同士の大きなトラブルに発展するため、事前処置として対応してくれます。110番にダイヤルして、「近所の犬の鳴き声がうるさくて眠れない」と伝えて下さい。警察は飼い主に対して注意・指導を行うだけですが、それでも、警察沙汰となれば、飼い主も危機感は感じるでしょう。

 警察(110番)へ通報 ⇒

対策4 : 内容証明郵便を送付する

 もし、犬の鳴き声が原因で、不眠症などの睡眠障害に陥った場合、一般的な社会生活上の受忍限度を超えたとし、「不法行為に基づく損害賠償請求」として損害賠償を請求することができます。しかし、裁判となれば、費用も手間も掛かり合理的な解決方法には至りません。

 まずは牽制として、内容証明郵便を送りましょう。内容証明とは、手紙の内容と発送日を公的に証明するもので、訴訟の意思を相手方に示す事が出来ます。内容証明郵便が自分宛に届き、「小額訴訟」や「簡易裁判」などの文字を見たら、普通の人は動揺します。

 内容証明・裁判の申し立て ⇒


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